ペルサハーン・ガス・ネガラ(PGAS)はインドネシアの天然ガス供給会社【業績悪い】
こんばんは
かぶろまです。今日もインドネシア株の考察をしていきます。
今日はペルサハーン・ガス・ネガラについて考察していきたいと思います。ティッカーシンボルはPGASです。
結論はというと 、業績が悪く直近での回復の見込みもたっておりません。株価も低迷しておりますので、購入は見送りたい株となります。
【目次】
ペルサハーン・ガス・ネガラとは
ペルサハーン・ガス・ネガラはインドネシア政府が過半数(56%)の株式を保有するインドネシアの天然ガス会社です。主に天然ガスの送配電事業を行っています。セグメントとしては、天然ガスの配給・送電、石油・ガスの探鉱・生産、その他の事業があります。ガスの生産から配送・販売とサプライチェーンの上流から下流までを賄う会社になっておりますね。
ペルサハーン・ガス・ネガラの業績
ペルサハーン・ガス・ネガラの3期分のPLをまとめてみました。(単位は百万ドル)
ペルサハーン・ガス・ネガラは2014年に売上3000百万ドルにのせてからじりじりと売り上げをのばしてきました。そして2018年期までは売り上げが伸びていましたが、2019年から売上が減少してしまっております。実は営業利益に関しては2012年がピークとなっており、1,000百万ドルありました。2019年は597百万ドルであり、そのことからも長期で稼ぐ力は失われていると見て取れます。
2020年、2021年の予想をみても大幅に業績改善がみることはできません。売上は少し上がる予想ですが、それでも2019年を上回る予想はだせておりません。
ペルサハーン・ガス・ネガラのこれからの市場
インドネシアの天然ガスの需要はとても高いです。インドネシアでも天然資源として出るのですが、国内需要にそれでも追いつかず、輸入をするほどになっています。しかし、それでも業績が下がっているのは天然ガス自体の価格の下落にあると考えられます。下が天然ガスの価格のチャートであります。
コモディティ製品なので、製品の価格が落ちてしまえば、生産したとしても売上は上がりません。前の章の業績、次の章の株価にも関係してきますが、この天然ガスの価格と業績・株価がリンクしております。天然ガスの金額が2012年くらいをピークに下げていることをみると、この価格が上がってこないとペルサハーン・ガス・ネガラの業績も上がらないと考えられます。
株価
ペルサハーン・ガス・ネガラの5年間の株価の推移です。
(Yahoo!Financeより)2021.03.21
(チャートには写っていませんが)2015年が株価のピークであり、6000ルピアありました。そのころから比べると今は株価が三分の一以下であり、今なお、下落トレンドの最中にあります。
(楽天証券 2021年03月21日)
配当利回りは2.96%とそこそこの配当を出しております。しかし、下の図を見ていただければわかる通り、減配が続いており、業績も上がってこないとこれからの安定した配当は見込めないと考えられます。
まとめ
ペルサハーン・ガス・ネガラは業績も良くなく、株価も長期の下落トレンドの最中にあります。それも天然ガスの価格が大きく影響していると考えられ、天然ガスの金額が上がるなど、業績にポジティブなことがないとなかなか投資対象ではないと考えられます。私には配当に魅せられてこの株を買った過去がありますが、減配してしまっていることもあり、後悔しております、、、(長期の含み損)きちんと会社をしらべてから買わないといけませんね!
それでは、またー
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