インドネシアをおすすめする理由と推奨銘柄
こんばんは
かぶろまです。
今日は僕がインドネシア株になぜ投資するのかを書いていければと思います。
結論、僕のインドネシア株に期待していることは、『キャピタルゲインとインカムゲインの両取り』となります。もともとはインカムゲイン狙いだったのですが、今は両取りを狙って投資しています。
【目次】
なぜインドネシアなのか
インドネシアはこのブログで何度か発信しているように経済成長国です。経済・GDPの予想は以下の図のように予想されています。
2014年のGDPではインドネシアは第9位のポジションです。それが2030年には5位、2050年には4位のポジションの予想が建てられており、日本を追い抜きます。日本企業で大きなシェアをもっている会社はみな海外進出しています。JTなんかがいい例で、日本ではタバコが売れなくなって、海外進出しています。日本市場が縮小しているからですね。なのでリスクをとって海外に展開しているのです。ということは日本株って厳しいですよね。縮小する市場がメインの市場になっている場合が多いので。それであれば、『市場の選択でこれから成長する国』に投資した方がいいといえると考えます。
上記にGDPで成長幅が大きいのはインドネシアです。中国インドも高いですが、中国は共産党の支配下にあり、その意向次第では資本が崩れる可能性があります。インドは日本からでは投資がしにくいです。となると投資先はアメリカかインドネシアがいいと思っております。でも、アメリカよりもインドネシアの方が成長幅は大きいのではないかと考えております。インドネシアは若い国で移民に頼らなくても国全体の成長が期待できます。
また、アメリカ株の高配当株は廃れた株が多く、配当は出すけれども株価は上がらないという企業が多いです。株価は割高水準の企業が多く、それ故に成長期待のある企業は配当の利回りがよくありません。しかし、インドネシアでは大型株で高配当で、さらにこれから成長が見込める企業があります。そのような企業に投資することにより、キャピタルゲインとインカムゲインを両方とっていこうというのが、私の戦略です。
インドネシアのいいところ
インドネシアの良いところは前述の成長予想にあります。ではなぜそこまで成長できるのかというと、人口増です。歴史上人口が増えた国は豊かになっております。近年では中国インドがそうです。人口が増えることにより、”内需で”消費が増え、経済が回り、国が成長するのです。人口がどのように増えるのかを表した図が以下の図です。2021年の今でも人口は2億7000万人以上います。そして2065年(40年後)にはピークを付け3億3000万人までふえるのです。また、若い労働力が潤沢にいる人口ボーナス期はまだ10年続くといわれております。日本は20年前に終わってしまいました。。。実はタイや中国・シンガポールも若い人口割合が多い人口ボーナス期はもう終わってしまっております。今でもすでに世界での人口ランキングが1位中国、2位インド、3位アメリカ、4位がインドネシアとなっております。
(出展:世界の人口ピラミッド)
また、人口の構成も若い人が多いです。10年後の2030年でさえ以下のような人口構成になっており、バランスの取れた人口構成になっております。医療の発展がさらに進めばもっと高齢化する可能性もありますが、貧困からも救われるので、若い人の比率もおおいでしょう。
【2030年のインドネシアの人口構成】
(出展:世界の人口ピラミッド)
人口は経済発展してしまうと高齢化になり”人口オーナス”になることは世界の統計的に判明しております。貧しいうちは家の労働力を増やすために子供をたくさん産みます。しかし、経済発展して豊かになってくると自分の子供により高度な教育を受けさせることを優先し、子供を産まなくなります。1人の子供にかける教育コストを上げるためです。したがって自然と国の人口は減っていくこととなります。例外があるのは”移民”であり、他民族を取り込むことで人口を成長させているのがアメリカです。
インドネシアのリスク
では、インドネシアのリスクはないのかというと、めちゃあります。なので、そのリスクを認識した上で、投資をすることが重要ですね。
リスク①インフレ
インドネシアは高いインフレ率を持っていました。しかし↓の図にあるようにインフレ率は落ち着いてきており、2020年は推計ですが2%に落ち着いてきました。日本でも日銀が2%のインフレを目標としている通り、2%というのはなだらかに経済成長しているというポイントであり、ありすぎたインフレ率ではありません。高すぎるインフレは国民の生活が安定しませんので、国としては良くありませんが、それが落ち着いてきたということで、国としても安定した経済環境になってきたといえるのではないでしょうか。ただし、またインフレが再加速した際は混乱が起きる可能性もあります。
(図の出展:世界経済のネタ帳)
リスク②為替リスク
リスク①に関連しているのですが、インフレとはお金の価値の減少です。インドネシアルピアの価値が減ってしまうということは、相対的には円の価値が上がるということにもつながると思います。為替なので直接どこまで関連しているかは不明ですが、ここ2011年からは円高方向にチャートはうごいております。円高になるということはインドネシアルピアで購入しているインドネシア株の円換算の価値が減ってしまうということです。まだインドネシアルピアは下落トレンドにあるとチャートを見ると感じるので、為替の動向には注意する必要があると思います。
【ここ10年のインドネシアルピア円のチャート(週足)】
(図の出展;TradingView IDR/JPY)
リスク③大統領リスク
現大統領のジョコ大統領はたたき上げの大統領で、インドネシアで初めて軍人でもないエリートでもない大統領になっています。経済政策には力をいれており、特にインフラに関してかなりの投資を行っております。(日本は高速鉄道問題でやられていますが・・・)今は経済成長をうまく行ってくれている大統領ですが、今後大統領が交代したりすると、その人によっては経済成長に陰りが出てしまう可能性もあります。なので政権に関しては注意深く観察する必要があり、インドネシアでは2期10年が大統領の任期として定められているので、2024年には大統領が交代しなくてはいけません。その時に次の大統領がどのような政策を打ち出していくのかには注目しなくてはいけないと思います。
かぶろま的おすすめ銘柄
僕が今まで銘柄の考察をしてきた中で、良いと思う銘柄を上げさせてもらいます。選択の基準としては最初に記載している通り、キャピタルゲインとインカムゲインの両取りを狙える銘柄を選定しております。
おすすめNo1
僕が一番におすすめするのはテレコム・インドネシア・ペルソです。この株は大型株にも関わらず配当利回りもいいですし、成長が見込めますのでキャピタルゲインもしっかり期待できます。なんといっても”通信”という今後の世界にはなくてはならないネットワークの部分を押さえていますし、国が大株主なのでその地位はなかなか揺るぎのないものとなっていると思います。
2021年3月4日時点の株式情報
株価 :3,440 IDR
PER :18.1倍
配当利回り:4.45%
【過去の考察記事です】
おすすめNo2
次におススメするのがインドフード・サクセス・マクムールです。人口が増えるということはその分人の胃袋は増えます。食事は必須ですね。マクドナルドやコカ・コーラはアメリカで優良な企業です。インドネシアではインドフード・サクセス・マクムールがそのポジションにいると思います。PERも配当も割安水準にあると思います。売上も利益も堅調に伸びると考えられますので、キャピタルゲインも今後ねらえるでしょう!
2021年3月4日時点の株式情報
株価 :6,300 IDR
PER :10.7倍
配当利回り:4.43%
【過去の考察記事です】
おすすめNo3
最後におススメするのがバンク・セントラル・アジアです。こちらは大型グロース株となっておりまして、今まで長期にわたって成長してきております。2021年初めに株価が上場来最高値を更新しており、今後も成長が見込めます。お金は経済の潤滑油であり、人間でいう血であるという人がいます。インドネシアでそのお金を回す大きな役割を担っているのが、バンク・セントラル・アジアです。ちょっと配当利回りは高くはないのですがが、その分グロースしてくれる企業となっています。
2021年3月4日時点の株式情報
株価 :35,000 IDR
PER :31.8倍
配当利回り:1.58%
非推奨銘柄
投資しているインド・タムバンガラヤ・メガウは高配当銘柄として扱っていました。しかし、株価が配当以上に下がってしまっていることと、業績もかなりわるく、クリーンエネルギーの関係で将来の見通しも悪いと考えます。配当性向もかなり高く、EPSのほとんどを配当として吐き出しているにもかかわらず、減配になってしまっているので、投資するのは推奨できない銘柄となっております。
2021年3月7日時点の株式情報
株価 :11,675 IDR
PER :12.9倍
配当利回り:7.37%
インドネシア株を買うなら
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(SBI時代は5万円の株を買うのに手数料2000円くらいとられていたんですよ、、、)
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インドネシアは魅力的な国です。リスクを理解したうえでしっかり優良株に投資すれば長期的には良いリターンをもたらしてくれると考えております。私も実際に投資しております!
Twitterでは定期的に保有株状況を公開しております。そちらも合わせてよろしくお願いします!
それでは、またー