バンク・セントラル・アジア (BBCA)はインドネシアNo1時価総額企業
こんばんは
かぶろまです。
本日は バンク・セントラル・アジアについて考察していきたいと思います。ティッカーシンボルはBBCAです。ついにインドネシア最大の企業の考察をしたいと思います。
結論はというと 、インドネシアの経済発展に合わせて成長している業績優良企業ですし、チャートの形もいいです。したがって購入してもいいのではないかと考えております。
【目次】
バンク・セントラル・アジアとは
バンク・セントラル・アジアはインドネシア最大の銀行・金融機関です。支店間リンク、ATMネットワーク、電子バンキングサービスを通じて、顧客に様々な金融ソリューションを提供しています。融資、預金の受け入れ、投資信託投資、債券商品、信用供与などを提供しています。顧客基盤は主に個人、中小企業となっております。経常収益(売上)は5000億程度なので、日本でいうとりそな銀行のような規模感ですね。
株式の54.9%はハルトノファミリーが所有しております。もともとはサリム・グループでしたが、過去インドネシアで通貨危機があった際に支配権をハルトノファミリーに引き渡しております。
バンク・セントラル・アジアの業績
バンク・セントラル・アジアの3期分のPLをまとめてみました。
利益率が高く成長しています。なぜここまでの利益を出せているかというと、日本と違ってインドネシアは利率が高いのです。日本はゼロ金利・マイナス金利に代表されるように超低金利です。私も住宅買っているのですが、変動金利ローンではあるのですが、0.6%しか金利がついていません。(今はもっとやすいですね。0.35%とかあります)これって日本の銀行からしたら100万円を1年間貸しても6000円しか儲からないんですね。だから大量に貸し出さないと利益はでないのですが、大量に貸すということは、貸し倒れるリスクもあるわけで、優良な貸出先などそうあるわけもなく、難しい局面にあると考えております。一方でインドネシアはというと年利17~18%あるんです。100万円を1年間かしたら118万円になって帰ってくるんです。ぼろもうけですね。(インフレしているのが理由でもあるのですが)したがってインドネシアの銀行業は儲かる下地があるのですね。
バンク・セントラル・アジアのこれからの市場
インドネシアは人口ボーナスにより経済発展が約束されております。人が増えれば経済が回りますよね。経済を回すときに必要となるのが、銀行です。銀行がお金を貸すことにより、新しい企業が事業を行うことができるのですし、人々は家を建てられるのです。したがって経済が成長している間は銀行は求められると考えられます。
【インドネシアの人口の推移予想】
(情報元:世界の人口ピラミッド(1950~2100年)
しかし、リスクがあるとすれば、Fintec企業の勃興です。スマホ社会になり、Fintecにより金融業が脅かされます。特にインドネシアは東南アジアでも約80%の1.8億人がインターネットに接続できており、Fintecの普及も進んでおります。Fintecは日本でもそうですが、銀行という特別な組織を壊してしまう力があります。東南アジアは一気にテクノロジー化しております。テクノロジーによる破壊はリスクとして考えておいてもいいと考えております。
株価
(Yahoo!Financeより)2021.02.14
2004年からのチャートになっておりますが、見事に右肩上がりになっているグロース株となっております。
コロナの影響で下がってしまった株価も2021年に新高値を更新しており、チャート的にも良い形をしていると考えております。2020年期は業績が芳しくなかったので、株価も落ちていましたね。きちんとこれからも復活していくのかをチェックしていく必要があると思います。
(楽天証券 2021年2月14日)
時価総額もインドネシアNo1の企業になっております。PERもその期待を表すように30倍をつけております。配当も出しておりますが、日本の銀行のように将来を期待されていない株になっていないので、株価が上昇した末、1.6%です。
まとめ
バンク・セントラル・アジアはインドネシア最大の時価総額をもった企業であり、インドネシアの成長に合わせてこれからも成長すると考えられます。ただし、Fintecなどがさらに進むとその地位が脅かされるリスクもあります。資金に余裕があれば購入したいと思いますが、(僕は今はお金がないので)もうちょっと様子見したいと思います。新高値抜いたばかりなので、これから株価が成長する可能性もありますので、悩ましいところです。
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