ヘキシンド・アディペルカサ (HEXA)は建機パーツを扱う高配当株
こんばんは
かぶろまです。今日もインドネシア株の考察をしていきます。
今日はヘキシンド・アディペルカサについて考察していきたいと思います。ティッカーシンボルはHEXAです。
結論はというと 、高配当株ではあるものの、直近の決算で売上が落ちているので、まだ買うべき株ではないと考えております。
【目次】
ヘキシンド・アディペルカサとは
ヘキシンド・アディペルカサは、インドネシアで重機とスペアパーツを販売しています。ヘキシンド・アディペルカサの製品には、ショベル、クローラドーザー、リジッドダンプトラック、バックホーローダーなどがあり、日立、ジョンディア、ベルのブランドで販売されています。同社は、鉱業、建設、採石、林業などの業界にサービスを提供しています。インドネシア全土に支店と駐在員事務所を展開しています。インドネシア全土での大規模な開発に対応すべく、ネットワークを広げているのですね。
また、BtoBのECサイトも用意されており、ネット上でパーツを購入・決済できる仕組みをもっております。
日立の重機をメインで扱っていますが、それもそのはず、株式の53%を日立建機がもっております。そして残りの25%も伊藤忠商事が保有しており、完全な日系企業ということができます。
ライバルにはユナイテッドトラクターという重機を扱う会社がおり、規模はユナイテッドトラクターの方が10倍ほど大きいです。
ヘキシンド・アディペルカサの業績
ヘキシンド・アディペルカサの3期分のPLをまとめてみました。(単位はUSドル)
2019年期までは年率10%程度の成長をしておりましたが、2020年は前年度より売り上げが落ちてしまいました。2021年期の予想は特に出ておりません。2021年期にきちんと業績復帰できるかを確認していく必要があります。営業利益は確保できているので、売上に注目ですね。
ヘキシンド・アディペルカサのこれからの市場
インドネシアの建設市場は成長が見込まれているものの、下の図にあるように中国・アメリカ・インドに比べると成長はなだらかな予想です。(日本は成長してませんが・・・)インドネシアが日本を抜くのは2030年とされております。
(情報元:日刊建設工業新聞ブログ)
とはいえ、市場成長していることには変わりなく、特に運送面の建設では非常に大きくマーケットが成長することが予想されております。現ジョコ大統領もインフラ開発を重点政策としております。インフラ工事があれば、そこに重機はあり必ず消耗品は消費するのですから、ヘキシンド・アディペルカサも
(情報元:GARND VIEW RESERCH)
株価
ヘキシンド・アディペルカサの5年間の株価の推移です。2017年に高値をつけてから下落してしまっていますが、2200ルピア~3700ルピアの間のレンジで動いております。2200ルピアになってしまったのもコロナショックの時なので、それ以外では3000ルピアがバーになっており、幾度となくそのポイントで反発している傾向が見て取れます。逆に上値は3700ルピアで何度も跳ね返されております。
(Yahoo!Financeより)2021.03.08
現在の株価は3510ルピアですので、ここから3700ルピアの壁を打ち破れるかに注目をしていくのがよいと考えております。
(楽天証券 2021年03月08日)
配当利回りは15%ととても高いです。しかし、EPSを確認するとあまり良いとはいえず、配当性向も高めです。2017年期はとても高い配当を出していることも見て取れ、減配リスクはある銘柄とかんがえてよさそうです。
まとめ
ヘキシンド・アディペルカサはインドネシアの建設業の成長とともに成長できる企業だと考えております。2019年までは業績好調でしたが、2020年期はコロナ前なのに売上が落ちてしまいました。今後業績がきちんと上がってくれば、株価3700ルピアの壁を突破し、さらに株価は伸びていくと考えられます。高配当株であるのですが、しばらく株価をウォッチしながらきちんと上げていけるかを確認していければと思います。
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