かぶろま投資ブログ

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インドフード・サクセス・マクムール(INDF)はインドネシアの「食」を担う成長会社【インドネシア株】

こんばんは

かぶろまです。

 

本日は インドフード・サクセス・マクムールについて考察していきたいと思います。ティッカーシンボルはINDFです。

結論、売上・利益ともに堅調に推移しているのにも関わらず、株価は割安になっているので購入を検討してもいいのではないかと考えております。私は購入してみます!

 

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【目次】

インドフード・サクセス・マクムールとは

インドフード・サクセス・マクムールはインドネシアで食品製造を行う企業です。中国のスドノ・サリム氏によって創業され、1950年代に軍に物資を供給したことによって巨大化しました。サリムグループという財閥系のグループに属しており、かつ、サリムグループのコア事業となっております。

 今はインドネシアの食品製造業では第3位の時価総額となっております。1位はインドフード・CBP・サクセス・マクムールという会社で「おや、同じような会社名だぞ・・・」とおもったら、なんとインドフード・サクセス・マクムールの子会社でした。日本のソフトバンクのように親子上場しているようです。なので実質この2社でインドネシアトップの企業ということですね。ちなみにインドフード・CBP・サクセス・マクムールの株を80%も保有しているようです。その他にインドフード・アグリ・リソーシズという上場子会社も保有しております。

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 インドフード・サクセス・マクムールは主にボカサリという小麦粉やパスタを作っていたり、アグリビジネス(パーム油の研究製造など)を行っています。インドフード・CBP・サクセス・マクムールの方はカップラーメンやビスケット・スナックなどを作っています。カップラーメンはインドネシアのシェア85%。スナック菓子60%。ベビーフード40%と圧倒的なシェアを確立しております。小麦のシェアも50%もあるんですよ。

 国内だけでなく、アラブ諸国に対して輸出も行っていますが、売上の20%弱が海外輸出とのことでまだまだ国内消費の方が大きいです。国内需要が大きいので無理に輸出を増やす必要もないかもしれませんが。

 日本企業とも積極的に提携しており、子会社が日清オイリオアンデルセン、アサヒグループとも提携しております。

 

インドフード・サクセス・マクムールの業績

インドフード・サクセス・マクムールの3期分のPLをまとめてみました。

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 2018年期に営業利益が前年度割れしておりますが、2019年度はしっかりと戻しております。さらに2020年期も順調に増収増益の予定です。もちろん2021年もさらに業績を伸ばす予定です。実は2009年からずっと増収(リーマンショックからはずっと売上が右肩あがり!)また、原価率(売上総利益から逆算)も70%台で安定しております。今後さらに売上げを伸ばせることを考えると、規模の経済も聞いてきますから原価率がよくなる可能性もありますね。売上が伸びているにも関わらず販売管理費はそこまで増えていません。

 

インドフード・サクセス・マクムールのこれからの市場

 いつもの資料となるのですが、インドネシアは経済発展がみこまれております。

 

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 でも、やはりインドフードの業績に大きくかかわってくるのはインドネシアの人口です。人が増えればそれだけ胃袋も増えますから、当たり前に売上は向上していくと予想できます。人口に比例して売上・利益が増えていくと考えられます。

 

インドネシアの人口の推移予想】

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元情報インドネシア統計局)

  

 

株価

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Yahoo!Financeより)2021.02.04

 

ただ、株価は右肩上がりではありません。

2009年からは業績は伸びていますが、株価は2017年がピークです。そこから高値は徐々に切り下がっています。ただ、底値は少しずつ切りあがっていますので上の方にブレイクしてくれるといいですね。

 

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楽天証券 2021年2月4日)

そして現在の年間の配当利回りは4.4%です。実はこの会社利益は順調に出しているのですが、配当は右肩上がりというわけではないのです。その年によって株主への配当は様々です。

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2020年期は1株当たりの配当が278ルピアなので増配してくれています。安定的な配当を望むのであればアメリカ株に投資するのがよいかもしれません。ただアメリカの高配当株は値上がりが期待できないと思います。インドフードは利益がどんどん伸びておりますので、値上がりも期待できます。

 いまPERを見ると10.7と割安です。減益が予想されているわけではございませんので、株価はかなり割安水準ということができます。CBPの方は時価総額が高いだけあってちょっと割高になってます。

 

まとめ

  インドフード・サクセス・マクムールはこれからの成長が期待できるのにも関わらず、割安水準で取引されております。本業で稼げて、シェアも高く、成長も長期的に期待できるこの株は買いだと考えております。私は早速購入したいと考えております!また数か月後にでもどうなっているかご報告できればと思います。

 

それでは、またー。

 

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