ユニリーバ・インドネシア(UNVR)はインドネシアのNo1消費財メーカー【インドネシア株】
こんばんは
かぶろまです。
本日はユニリーバ・インドネシアについて考察していきたいと思います。ティッカーシンボルはUNVRです。
結論、これからの成長が手堅く約束されている銘柄ではあるもの、PERを見てみると37倍と高値にある銘柄となっております。
ユニリーバ・インドネシアとは
ユニリーバ・インドネシアは1933年に設立されたインドネシア最大の日用消費財メーカーです。代表される製品はPepsodent、Lux、Lifebuoy、Dove、Sunsilk、Clear、Rexona、Vaseline、Rinso、Molto、Sunlight、Wall's、Royco、Bangoなどです。Lux(ラックス)やDove(ダヴ)、Vaseline(ワセリン)なんかは日本でも有名ですよね。日本の製品はユニリーバ・ジャパンが作ってます。ユニリーバは世界的なブランドになっており、各国に展開しています。そのインドネシア担当がユニリーバ・インドネシアとなります。ユニリーバブランドは世界190か国25億人の人々に毎日使われております。かぶろまの家もボディーソープはダブです。
ユニリーバ・インドネシアはインドネシアに9つの工場をもっています。そこから800を超える販売店を通じて数十万といわれる各店舗へと送られ、消費者の手に届くのです。85年も継続してインドネシアでビジネスをしているので、インドネシア内の信頼性も抜群です。また本社セールスプッシュ部門がきちんと店舗へ赴き、商品の使い方、内容について理解してもらうようにしています。インドネシアではきちんと商品の優れた点について消費者に理解してもらうことが重要です。
また、イギリス本社から経営者などを派遣してもらっているのではなく、きちんとローカルで優秀な人を経営者として育て、経営しているという点が優れている点であります。
ユニリーバ・インドネシアの業績
日用消費財を扱っているだけあって売上には安定感があります。なんといってもこのコロナ過で売上減の予想ではないのです。今期も継続して数字を出せると考えられております。コロナだからといって体を洗わない人がいないように、日用消費財の手堅さを表していると考えます。逆に家にいる時間が長いのと、衛生面に気を付ける人たちが増えるのでユニリーバ・インドネシアのビジネスには追い風なのかもしれません。
ユニリーバ・インドネシアのこれからの市場
前回記事と同じ図になりますが、インドネシアは成長国です。2050年には世界第4位になるのです。今と比べて5~6倍のGDPになることが予想されています。日本は2倍にもならないのに・・・。
こちらも前回記事と同じ図で、人口の推移の予想です。この辺りは統計学的にかなり信頼性のおけるデータとなっているということです。人口はユニリーバ・インドネシアにおいてかなり需要なファクターになってきます。また同様に重要なのが富裕層と呼ばれる人達です。ユニリーバ・インドネシアの製品は粗悪品ではもちろんありませんので、少し他の製品よりも高いです。その製品を購入するのが富裕層と呼ばれる人たちです。インドネシアでは富裕層は年間50,000ドル~35,000ドル稼ぐ人といわれており、もちろん経済発展していますから、その人たちの割合も増え続けます。したがってユニリーバ・インドネシアの顧客の母数がこれからも増え続けるという市場環境が予想されております。
【インドネシアの人口の推移予想】
株価
ユニリーバ・インドネシアシアの時価総額はインドネシアの中で第5位となっております。もちろん日用消費財メーカーの中ではNo1です。実は10年前は時価総額インドネシアNo1でした。いつか挽回できるでしょうか?
(indonesia financalより)
しかしユニリーバ・インドネシアにおいても株価は冴えません。2018年は利益がかなり好調だったので株価が好調でした。しかし、今は落ち込んでしまっています。PERが37倍をつけているので、それでも少し高いですね。
(Yahoo!Financeより)2021.01.27
配当は3%弱となります。あまり配当を狙って投資する銘柄ではないですね。
(楽天証券 2021年1月27日)
まとめ
ユニリーバ・インドネシアもまた、インドネシアのこれからの経済発展と人口増の恩恵を多分にうける銘柄となっております。ただ、株価はさえないとはいえ、いまだ高値であるといえるかもしれません。2018年の株高はこれからの成長に期待して株を買った人が多かったのかもしれませんね。とはいえ、これからの成長は間違いないと思いますのでこれからも買いに走る投資家はいると思います。私は2018年に購入している銘柄となりますので、いまも含み損状態ですが、長期で持ち続けたいと考えております。
それでは、またー。
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