かぶろま投資ブログ

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ゴジェックとトコペディアの統合報道ありました

こんにちは

かぶろまです。

 

先日インドネシアの配車アプリを運営しているゴジェック(Gojec)とネット通販のトコペディア(Tokopedia)が統合されるという報道がありました。この統合が実現されると東南アジアの未上場企業としては最大のテック企業となるとのことです。

 

www.nikkei.com

【目次】

 

ゴジェックとは

ゴジェックはインドネシアで配車アプリを運営しております。バイク版のUBERのようなイメージですね。UBERと違うのはUBERがタクシーの配車を行っているのにたいして、ゴジェックはバイクや日用車の配車を行っていますね。さらに配車ついでに「スーパーマーケットで牛乳かってきて」という買い物の手伝いなどもできてしまいます。料理の宅配を行っているのは一緒ですかね。インドネシアではかなりメジャーなアプリで人々の暮らしを支える便利アプリとなっております。

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 その結果時価総額としては、約1兆7000億円という値が算出されてます(CBインサイト)世界でもなかなかいないデカコーン企業(未上場で想定時価総額が1兆円以上の企業)です。日本でも三菱商事三菱自動車が出資しているようです。今後はインドネシアアメリカで上場を目指すようです。

今回の統合の目的は

 もともと、ゴジェックはグラブと統合するのではないかといわれていましたね。グラブもまたマレーシア・シンガポール・タイを中心として流行っている配車アプリとなります。同じ業態であり、シンガポールなどでは競合もしてしまっていましたが、同業態同士、水平統合するのではないかといわれておりました。というのも、この2社、創業者がハーバードビジネススクールで同級生なんですよね。その関係性もあり、統合がうわさされていました。

 しかし、今回ゴジェックが統合したのはトコペディアでした。トコペディアはインドネシア最大のオンラインEコマースプラットフォームです。つまりはゴジェックからすると垂直統合になります。オンラインで買い物したものをゴジェックの物流網で運ぶといった業態になっていくのではないでしょうか。日本ですと配送網は専用の業者(ヤマトや佐川急便)が行うことが多いですが、配車アプリとして信頼を得ているゴジェックであれば、物流も任せられますし、アイドルエコノミーということで暇な人が安く運んでくれそうですね。日本にも軽運送ですがPickGOなんていう同じように暇な運転手が配送するサービスがあったりもします。

 ということでかなりこの2社は事業の親和性がありそうです。企業価値もこれから伸び続けるでしょう。さらには実はグラブとトコペディアにはソフトバンクが出資しているということもありますので、もしかすると将来的にはさらにグラブも合併してくるということもあるかもしれませんね。AMAZONに対抗するにはこのくらい大きくなって来ないと厳しそうです。日本でも世界に出ていくこのような企業が出てきてくれると嬉しいですね。

 

それでは、またー。

 

 

インドネシアの株考察やってます。よければご覧ください。

 

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