テレコム・インドネシア・ペルソ(TLKM)はインドネシアの通信大手株 【インドネシア株】
こんばんは
かぶろまです。
本日はテレコム・インドネシア・ペルソ(以下テレコム・インドネシア)について考察していきたいと思います。ティッカーシンボルはTLKMです。
結論、手堅いビジネスを行っている会社であり、今後の成長を見込めることから、買ってもいいのではないかと考えております。
テレコム・インドネシアとは
テレコム・インドネシアはインドネシア最大の総合通信事業者です。インドネシア政府が半分以上の株(52%)を持っているので国営企業です。
日本でいうとNTT・ドコモやソフトバンクのような業態で、家庭と企業にインターネット回線を提供している企業になります。テレコム・インドネシアはインドネシアの大半のシェアを持っているので、確固たる地位を築いています。モバイルの事業が好調なようで1億7000万人の契約者がいます。シェアはインドネシアの45%程度を保有しています。また、データセンターの事業も持っており、前年より30%近い成長をしております。
テレコム・インドネシアの業績
テレコム・インドネシアの3期分のPLをまとめてみました
売上は右肩上がりで推移してきましたが2020年度は減収が予想されております。
とはいえ、営業利益率は30%程度で高い収益率を持っております。通信業はこれから5G時代へと移っていきます。その中では、5Gのために新たな設備投資を行う必要があります。5Gのつぎは6G 、6Gの次は・・?と設備投資が継続的に必要な業態ですが、その分、参入障壁は高く手堅いビジネスであると考えられます。今後もインドネシア国内では確固たる地位を維持していきそうです。
テレコム・インドネシアのこれからの市場
テレコム・インドネシアはBtoBビジネス、BtoCビジネスのどちらも行っております。
インドネシアの経済はこれからかなりの成長が見込まれており、GDPでは日本を抜くという予測がたてられております。
その成長に大きく寄与するのが「人口ボーナス」であり、2030年には約3億人まで人口が増えることが予想されております。
1家庭に1つはインターネット回線は通っているはずですし、携帯電話・スマホは1人台持っているのが当然であります。人口が増えれば増えるほど、その需要は当たり前にあがり、シェアを持っているテレコム・インドネシアの商売は堅調に推移すると予想することができます。
テレコム・インドネシアの競合
売上は約1兆円なので、日本のNTTドコモやソフトバンク・KDDIの方が4~5倍の規模になります。ただし、インドネシア国内の競合を見ると2番手が売上約2000億円のインドサラットという会社でテレコム・インドネシアがダントツの売上となっております。
株価
テレコム・インドネシアの時価総額はインドネシアの中で第3位となっております。
(indonesia financalより)
しかし、株価はここ5年は冴えないです。
(Yahoo!Financeより)
4750ルピア付近で高値を付けてからコロナの影響を受けてか下げてきてしまっております。直近は戻しておりますが、インドネシアではコロナ患者が1日で10000人出てしまっているとのことですので、心配なところではあります。PERは18倍程度ですので、現在の株価は割高ではないと考えられます。
配当はというと配当利回りは4%程度あります。
日本でもドコモKDDIはそのくらいの配当利回りを出していますね。
(楽天証券 2021年1月24日)
まとめ
テレコム・インドネシアはこれからも手堅く稼いでくれるビジネスを展開するでしょう。日本のドコモやKDDIと違うのは、インドネシア自体が人口ボーナス国ですので、自国の経済が縮小していかないですし、契約者数もまだまだポテンシャルを持っているということです。株価も高値ではないので、購入してもいいのではないかと考えております。
それでは、またー。
こちらの記事もどうぞ!