一流の投資家は「世界史」で儲ける 読みました
こんばんは
かぶろまです。
僕がよく行く本屋には投資に関するコーナーも充実しております。
そこで『一流の投資家は「世界史」で儲ける』という本が売っていましたので気になって買って読んでみました。
「歴史は繰り返す」という言葉が背表紙にも入っておりますが、僕もその通りであると思います。
歴史について僕は不勉強なことも多いのでどんどん学んでいければと思います!
【目次】
お金の本質
紙やデータでのお金の管理がメインとなった現代では、お金の価値とは「価値の交換」「価値の尺度」「価値の保存」となります。
つまりはお金そのもの(紙そのもの・データそのもの)には価値はなく、人がそれをお金だと思い利用するからお金としての価値がでると池上彰さんも言っています。
それなのでお金の価値は動的であり、国家によって多く紙幣が刷られると、お金の価値としては相対的に安くなっていきます。
このお金の本質を知るために、お金はどうやってできたかを含めて歴史の経緯をこの本では解説がなされております。
景気循環論
景気循環の4つの波は以下の通りです。
なんとこれから(2018年から)日本ではこの4つの波が上昇に転じるというのです。
アメリカでは日本より25年景気の循環が先行しているようですので、日本はこれから大きな波が来るとのことです。
この波が本物であるならば、これから日本は大きく資産を伸ばすチャンスとなるでしょう。
ビッグショートとショートホールの見分け方
ビッグショートとは、リーマンショックや バブル崩壊など日経平均やダウ平均が半値以上、下がってしまうような大きな景気の後退です。
一方、ショートホールは景気の調整などビッグショートよりも影響は小さく、株価も1割程度しか下がらないような景気の後退となります。
この2つをうまくとらえらると大きく資産を伸ばせると筆者は言っています。
筆者はビックショートではバーゲンになった商品を買う場面、ショートホールでは下落を恐れず粛々と株を買い増す局面ととらえています。
ではどうやってその2つを見分けるのでしょうか。
それはビッグショートでは資産バブルの崩壊が発生しており、それ以外はショートホールとのことです。
バブル崩壊は10年に1度のペースで発生しており、前回のバブル崩壊はご存知リーマンショック(2008年)ですから、近年中に何かが起こる可能性はたかいでしょう。
そろそろバブル崩壊が起こる予兆があるという理屈もこの本では3点にわたって述べられております。
未来をイメージする、今後は新興国の時代
歴史を学ぶことは重要です。でも本当に重要なのは歴史に学び、これからの未来に向けた行動に活かしていくことです。
それにはシミュレーション思考が重要だと筆者は言っています。
別の書籍になりますが、著者はシミュレーション思考をするためには「地政学」「世界への好奇心」「お金の歴史」の3つの軸を掛け合わせ考えていくことが重要であえるとのことです。
また、これからは世界は新興国の時代になるとも書かれています。
すでに世界のGDPの半分は新興国が生み出しており、新興国へと時代が現在進行形でシフトしているということです。
この他にも地政学や戦争の観点で書かれている章や仮想通貨に言及がなされている章もございます。
具体的な歴史の事象をもとにわかりやすく構成されている本ですので、塚口氏が書いている他の書籍「情報を「お金」に換えるシミュレーション思考 」も読んでみたいと思います。
それでは、また^-^
☆僕も新興国への投資を少しですが行っています。